先に書きましたように、1418年にドゥオモの円蓋に関するコンクールが行なわれ、ブルネレスキ案が採用されました。およそ20年の歳月をかけて、献堂式が1436年に挙行されました。この間、ブルネレスキは円蓋の建築に打ち込みます […]
フィレンツェのドゥオモ(2)
ブルネレスキとギベルティ ブルネレスキの名前がフィレンツェ市民にとどろいたのは、このときが最初ではありませんでした。 《サン・ジョバンニ洗礼堂》 サン・ジョバンニ洗礼堂は、ドゥオモのすぐ西隣にあります。西隣と言われても方 […]
フィレンツェのドゥオモ(1)
フィレンツェのシンボルといえば、ミケランジェロの《ダヴィデ像》、そして《ドゥオモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)》でしょう。 《ドゥオモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)》 サンタ・マリア・デル・フィオ […]
メディチ家とフィレンツェ(その3)
世界遺産「メディチ家の館と庭園」に関連して、フィレンツェの旧市街(中心部)のメディチ家ゆかりの場所・作品などをみてきましたが、この(その3)では、館(ヴィッラ)などを少し見ることにしましょう。 フィレンツェ中心部から比較 […]
メディチ家とフィレンツェ(その2)
【2】フィレンツェ市内でメディチ家に関連するところ ②ヴェッキオ宮殿 1299年から1314年にかけて建設されました。フィレンツェの政庁舎として使われましたが、メディチ家が所有していた時期(1540年〜49年)もあります […]
メディチ家とフィレンツェ(その1)
2013年に、「メディチ家の館と庭園」が、ユネスコの世界遺産に登録されました。登録内容をみますと、メディチ家にゆかりのある館(ヴィッラ)が12館、庭園が2つです。フィレンツェ市内には、ピッティ宮殿のボーボリ庭園、フィエー […]
聖母像(その9) 《ピエタ》
「聖母」像には「受胎告知」図のほかに、これまた数限りなく描かれた「聖母子」図などがありますが、ここでは「ピエタ」の彫刻を取り上げます。 ミケランジェロ《ピエタ》 「ピエタ」とは、慈悲心といった意味ですが、死後に十字架から […]
聖母像 《受胎告知》画(その8)ティントレット(続き)
ティントレット《受胎告知》 つい最近、若桑みどり(1935-2007年)さんの『絵画を読む イコノロジー入門』(ちくま学芸文庫、2022年)が出版されました。この本は、もともとは1993年に出た本で、そのさらに原型は、 […]
聖母像 《受胎告知》画(その7)ティントレット
ティントレット《受胎告知》 すでに書いた「ティツィアーノ(その8)宗教画」のところで、短期間ながらティツィアーノの工房にいたことのあるティントレット(1518-94年)の《受胎告知》にふれました。これは、フィレンツェに […]
聖母像 《受胎告知》画(その6)メッシーナ
5回にわたり、フィレンツェにある《受胎告知》画をみてきました。今回は、フィレンツェにあるわけではないのですが、印象深い《受胎告知》画を取り上げておきます。フィレンツェとの関連も意識して書いていきます。 アントネロ・ダ・ […]
聖母像 フィレンツェの受胎告知画(その5)レオナルド・ダ・ヴィンチ
レオナルド・ダ・ヴィンチ《受胎告知》 では、レオナルドの《受胎告知》(1472年頃)にふれましょう。この連載の(その1)に作品を掲げましたが、ここでも掲げておきます。 レオナルド・ダ・ヴィンチ《受胎告知》 ウフィツィ美 […]